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Wednesday, October 26, 2011

「ダイアログ」マーブル模様の話(4)

<第4回>
(た)例えばままさんは、「こんな模様にするにはこんな感じで」というふうに、出すべき模様とするべき手順をつなげて考えることができると思うのですが、そういう訓練というかイメージトレーニングってどうやったらできるようになると思いますか?「ままさんみたいなマーブルを作りたい」と思っている人達の中には、どうしたらああいう模様が出るのかわからない、と思っている人もたくさんいると思うんです。つまり模様と手順が一致しない、とでもいうのかな。イメージして作ってみても、まったく違う模様ができてしまったり。マーブルの流れをイメージするために、役立つことって何かあると思いますか?もちろん、ままさんの教室に参加するのがいちばんだと思うのですが、それ以外にアドバイスがあればお願いします。

(ま)イメージができるというのは、偉そうに言っちゃいますが・・(汗)
勘もあると思いますが、経験によってつくられると思います。
でも、その経験というのは、とりあえずたくさん作るという意味ではないです!
いろんな一つ一つを作る時の、マニアックな観察(笑) の積み重ねだとおもいます。

観察は作るときだけに限らずです。
私は石けんはカットしたら必ず一個はずっと使わずにとっておきます。
あ、もう使わなきゃヤバい! ってくらいまで。
家の中の環境でどういう変化を見せるのか知りたいからです。
作った石けんはじっくり使うでしょ?500gバッチで作ると、一個目と最後では期間があくので使用感が違う、そういう観察も大事だとおもいます。石けんの使用期限1年には疑問ありですね。物珍しさで作ったレシピは、1年まったくもたず、あっという間に酸化するものもありますし、かと思えば4年たっても、きれいなままの石けんもあります。

そう言う観察もだし、おっしゃるマーブルもおなじで
できなかったら、ああ失敗 よし次! ではなくて
できなかった理由を知ることが好きでいる方が良いとおもいます。
できなかったものをよく見て、じゃあこうすればきっとできたな、
って答えをあつめておきます。

作る時も、個体の個性ごとにすごく 観ます。
たとえば、型入れの時、お玉などの道具は使わないでボールから直接流し入れます。(あらいものが嫌いだから・笑)
その時に、モールドに落ちていくタネがどういう動きをするのか
先に入っているタネとボールから落ちたタネが出会ったときにどういう動きをするのか、

ここへちょろちょろ入れるとどうなるんだろう
入れる場所がこっちからだとどうかな
高いところから入れるとどうなるんだろう

そう言うところをものすごく観てます。
そういう観察の結果もたくさんあつめてます。

模様を出す段階での手順のシュミレーションは
さっき言ったように、でき上がりからの逆回しなんですよ。
たまに、カット面のイメージが「お花畑に青い空に白い雲」 とか「赤い花と黄色い花が風に揺れていて、日がさしてるような」 とかおっしゃってドキドキです(笑)
その出来上がりをイメージをして、パラパラ漫画を、後ろからめくる感じでイメージして始めのページから始めます。
うまくたとえられないけれどそんな感じ。(どんなや!!笑)
教室でみなさんにアドバイスするときも、パラパラ漫画の途中のひとコマのようなものを 紙に書いて説明することがよくあります。
私の手ではない手で型入れをするので、必死で説明です。

なので、普段から、型入れの時のタネの様子などを
よく観察してみるといいと思います。

あと、模様のパターンとしては
重なる は 同じ場所に入れる だし
ただようは ずれていれる だし
あと、どんなかんじですかね。
ゆれるとか ・・・?

たおさんが講座でされていた
ファンネルスワールも素敵なマーブルに仕上がりますよね。あのタネの動きがマーブルの基本ですよね。フェンネルスワールをやってみて、じっくり観察するといろんな答えが見えてくるのではないでしょうか。


マーブル模様の話(5)へ続く