Search This Blog(ブログ内検索)

Wednesday, January 05, 2011

100gで作る!(1)廃油100gで作る固形石けん

2011年ですね。今年もよろしくお願いします。


今回から100gで作る石けんシリーズを何回かにわたって紹介します。以前に運営していたTao's Handmade Soapの「2002年6月のトピック」(現在ブログに入ってます)で廃油がたまらなかったことから、100gバッチを作り始めました。それから8年半の時を経て、レシピや作り方を改良し、応用範囲を広げられるよう試行錯誤した結果をここに書いてみようと思っています!と言うと誇張になるので正直に言いますが、8年5ヶ月くらいは何にもせず、ここ1月ほどちょこちょこと頭の中を整理したり、石けんを作ったりしてました。


今回と次回は廃油100gを使って固形石けんと液体石けんをそれぞれ作ります。これは2002年6月のトピックの改良版になっていますので、興味のある方は読み比べてみてください。



100gで作る!(1)廃油100gで作る固形石けん

基本材料:
苛性ソーダ 15g
水 30g
廃油 100g

作り方:
1 空きビンに水30gを量り入れる。
2 ビーカーに苛性ソーダ15gを量り入れる。
3 2を1に加え、スプーンでゆっくり混ぜて溶かす。(写真はこちら!)
4 苛性ソーダ水の温度が下がるまで20分ほど冷ます。
*万が一こぼれたときに備えて、苛性ソーダ水は流しの中に置いておきましょう。
*温度が高いと撹拌のときに空気が膨張する恐れがあるので、しっかりと冷ましましょう。何度まで?と言われると困るのですが、ビンを触って温かくなければOKです。生温い感じでもOK。
5 苛性ソーダ水の入ったビンに廃油100gを量り入れる。
*香りなどのオプション材料も、ここで一緒に入れておきます。
6 液漏れのないよう、蓋をきっちりと閉める。(写真はこちら!)
7 片手でビンの口を抑え、もう片手でビンの底を持ち、シャカシャカとビンをふる。
*途中でビンが温かくなってくるようなら、蓋を開けて生地を冷ましてください。
*ゴム手袋をした方が安全ですが、両手にするとビンの温度がわかりにくいのが難点です。ビンの口を抑える手にはゴム手袋を、ビンの底を持つ手は素手でシャカシャカするとよいでしょう。
8 生地がもったりしたら、型に流し込む。(写真はこちら!)
*オイルの種類や状態によりますが、早ければ1分もかかりません!
9 生地が固くなるまで2、3日置く。生地のついたビンもそのまま2、3日置く。
10 石けんを型から出し、1月ほど乾燥させる。
11 石けん生地のついたビンは水を適当に入れ、フタをしてシャカシャカする。石けんが溶けたら、石けん水のできあがり。(写真はこちら!)
*石けん生地を型に入れず、ビンのまま熟成させてもOK。そこに水やオプションを加えれば、立派な石けん水やソープジェルになります。

アレンジ:
廃油の臭いをマスキングするオプションを加え、キッチンソープを作ってみました。

・コーヒーミントのキッチンソープ
作り方5で、コーヒーの出し殻小さじ1/4とペパーミント精油10滴を加える。

・オレンジシナモンのキッチンソープ
作り方5で、オレンジピール(粉末)小さじ1/4とシナモンリーフ精油5滴を加える。