Search This Blog(ブログ内検索)

Thursday, December 10, 2009

「ダイアログ」 手作り石けん販売の話(4)

<4回目>

(た)ところで、実は、私は石けん作りのモーチベーションにすごく興味があるんです!レシピも同じ、材料も同じ、作り方も温度も同じ。 違うのは気持ちの部分だけなのに、できあがりがなんか違ったりしますよね。 ゆみこさんもおっしゃっていましたが、 気持ちが足りないと気が抜けた石けんになるし、逆にありすぎても困りますね。 石けんのくせに主張しすぎ!みたいな石けんになってしまって、それを指摘されて恥ずかしい思いをしたことがあります(笑)
あと、機械で大量生産される物は気持ちの部分がないから、いつも同じにできるのかな、とか。なんかおもしろいですよね。
私は石けんを作るときに、できるだけいつも同じ心の状態に持って行ってから作るように心がけているんです。機械みたいに心を無しにすることはできないので、せめて常に安定させておく。モーチベーションも高すぎず低すぎず、控えめな感じで。生地の温度管理に似ているかも(笑)
ゆみこさんも、気持ちと石けんの関係をよく知っていて、すごく上手に調整しているように思うのですが、いかがですか?

(ゆ)全然上手に調整なんてできてないですけど、気持ちがとっても大切だってことは段々わかってきました。気持ちが強すぎてもダメというのも、すっごくわかる気がします!気負いすぎてもダメなんですよね。良い物作るぞー!!なんて、押しつけがましくなってもいけない。なるべく平常心というか、淡々とした気持ちで、でも、良い石けんになってくれますように〜って静かに念を送っているというか(笑)。作り手の気持ちを感じてもらえるのが手作りの良さなのかもしれませんね。

(た)私はゆみこさんの石けんを使う度に、感動して「うわー!」って自然に声が出るんですよ。そういう石けんってどうやったら作れるんだろうって、シャワーに打たれながら、石けんをまじまじ見ています。もちろん、石けんがお湯にかからないようにすごく気をつけながら(笑)
ゆみこさんの石けんは、飾らないのに品があって、しかもすごくいいんだということを主張しすぎず謙虚なんですよね。本当にすごいです。真似したくても真似できない。だからいつも使わせていただいています〜。

(ゆ)いえいえ、褒めすぎです(笑)。全然、ふっつーの石けんですよね。凝った物は苦手というか、作れないってこともわかってきました。
私の方こそ、たおさんの石けんを初めて使ったときの感動はすごかったです。うわっ、何が違うんだろうって。
誰かに気に入って使ってもらえるって、とてもうれしいですね。多くの人にというより、顔の見える相手に使って欲しいという気持ちが最近強くなってきています。

(た)やっぱり家族とか友達に使ってもらえるとうれしいですよね。 私も、ゆみこさんに気に入ってもらってすごくうれしいです〜。

手作り石けん販売の話(5)へ続く