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Tuesday, November 10, 2009

よもぎ石けん

今日はよもぎ石けんの準備をしました。
よもぎはオイルに漬け込むのですが、最近では石けん鍋にオイルをあらかじめはかってしまい、そこによもぎを入れてインフューズさせ、そのまま石けんを作ってしまいます。濾すのは大変だし、入れたままの方がよもぎらしさが出ると思うので、濾さずに石けんにします。効能ではなく、色やテクスチャが石けんに出ればいいと思っているので、漬け込むのは1日から3日ほどです。

昔は、オリーブオイルを広口瓶に入れ、そこによもぎを入れて2週間漬け込んで、濾したオイルを石けん作りに使っていました。しかし、2週間も漬け込むことに疑問が湧いてきたので、今は上記のような作り方をしています。もちろん今のやり方も、ゆくゆくは疑問に感じて、また新たな作り方を模索していくと思うのですが。

今はレシピは割とベーシックな感じであまり変化させず、その分、作り方をあれこれと変えてみています。結局のところ、どういったものを作りたいかに合わせて、いろんな風に作り方を変えられるんですよね。作り方というのは、コールドプロセス、ホットプロセス・・という大きな枠だけでなく、コールドプロセスの中にもいろいろな作り方があるはずです。インフューズをどういうふうにするかというのもそのひとつ。ハーブの種類によってインフューズの方法や期間も変わると思いますが、例えば同じ植物でもドライハーブが粉末かカットリーフか、またはホールリーフかによって抽出期間や使い方が変わってくると思うのです。粉末かそれに近いものは2週間も要らないと思うし、逆に乾燥よもぎでもホールリーフの場合は2週間でもエキスが十分出ていないか、もしかしたらインフューズオイルだけでは十分に出ないかもしれません(それはやってみないとわかりませんが)。季節的なものも関係するし、インフューズオイルの種類も関係するし、ハーブそのものも農作物ですからいつも同じではありません。それをマニュアル的に「何グラムのハーブを何グラムのオイルに何週間漬け込む」とすると、結果がまちまちになってしまうんですよね。テキストとしてはそういうガイドラインは必要だと思うのですが、実際には手元にある素材によって柔軟に作り方を変化させてゆく方が、はるかに作りやすいと思います。