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Monday, November 09, 2009

モロッコ素材

コドモの同級生にモロッコ人の女の子がいて、今日は彼女のママに誘われ、おうちでお茶をご馳走になりました。
モロッコと言えば、アルガンオイル、ガスールクレイ、オレンジフラワーウォーターなどの自然素材から、タジンやタイルなどの陶器などなど・・私の興味のあるものばかり。このときとばかりに、質問攻めしてきました。

まずアルガンオイルは地元モロッコでは何色なのか?これ、ずっと気になっていたんです。私は何年も前に日本から食用のアルガンオイルをいただいたことがありました。これはうっすらピンクのような、うっすらココアのような色で、ややにごりのあるオイルでした。以来、アルガンオイルはそういうものと思っていたのですが、今年、別の方からいただいたスキンケア用のアルガンオイルはきれいな透明感のある黄色だったのです。そのときに「ピンクっぽい色もありますよね?」とふと尋ねたところ、その方は黄色しか見たことがないと言っていました。それからずっとアルガンオイルのことが気になっていて、いつか真相を知りたいと思っていたのです。
そして今日、チャンス到来!とばかりに、モロッコ出身のママにアルガンオイルが何色かと尋ねてみました。彼女は「やや褐色的な色で底にオリがたまっている」と教えてくれました。この説明は私が最初にいただいたアルガンオイルに似ています。そこで今度は「黄色く透明なアルガンオイルもありますよね?」と尋ねてみたところ、彼女は黄色のオイルは見たことがないと言ったのです!褐色で透明度の低いアルガンオイル、黄色く透明感の高いアルガンオイル、いったいこの2種類は同じアルガンオイルなのでしょうか?
すっかり混乱した私は家に戻ると即座に検索しました。そしていろいろなサイトや商品を見ているうちにある傾向に気がついたのです。それは、昔ながらの方法で搾り出したアルガンオイルは色が濃く、圧搾機など機械を使って搾ったオイルは黄色く透明度が高いということ。また、商品を見比べてみると、食用のアルガンオイルはにごりのある褐色、コスメティック用のオイルは黄色が多いのがわかりました。色の違いは精製度の違い、つまり、未精製の油は食用に、独特の味や香りを精製して除去したものはコスメティック用にしているのでしょう。調べてみると普通に納得ですが、そのふたつのオイルを見比べると、同じオイルとは思えなかったです。

次に、ガスールの話を出したら、彼女はすぐにバスルームから愛用のガスールクレイを持ってきてくれました。わざわざモロッコから持ってきた、という彼女のクレイには、ローズマリー、ユーカリ、プチグレンの精油で香りづけがされていました。香りをかいでみると、とても品のある優しい香り!プチグレンっていうところが、モロッコのエスプリが効いてますよね!
それから、こちらもモロッコから持ってきたというオレンジフラワーウォーターを見せてくれました。これも香りがとてもよかったけれど、容器もとても素敵でした!緑のガラス瓶にゴールドの栓なんです。どう見ても小ぶりのビール瓶みたいで、栓抜きでしゅぽっと開けたい感じです。しかもラベルがアラビア語とフランス語で書かれていて、あまりのかわいさにわなわなしそうでした。知り合って間もないし、あまりオタクなところを見せてはならぬと平静さを装うのに苦労しましたよ・・。オレンジフラワーウォーターは食用に使うそうです。だから栓がついているんでしょうか。どんなお料理に使うんでしょうね。