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Thursday, September 13, 2007

手作り石けんのこだわりとは

時差ぼけを晴らすために、コドモ連れで近くの公園に行ったら、日本人ママたちがいました。一人を除いて初めての方ばかりだったので、お仕事は?みたいな話しになったんです。私が石けん作ってますと答えると、ママのひとりが「石けん?手作りソープのこと?!」と言いました。そうですと私が答えると、今度は「何にこだわって作ってるんですか?」といきなりすごい難しい質問。とっさのことで何も思い浮かばず、小声で「いや、普通のです」と答えました。すると「例えばデザインとか。香りとか。オーガニック素材にこだわるとか。」さらなる詰問が来襲したため、ここは何か答えねばならないと思い、「香り・・。香りはつけたりします。」と答えました。でも「つけたりする」って言い方、全然こだわってなさそうですよね・・・。大失敗。ママをそれを察したのか、石けんの話題はそこで終わりとなりました。

はぁー、ささいなことですが、公園の帰り道になんか落ち込んでしまいました〜。私がものすごく油断していて上手く答えられなかったのもあるけど、正直なところ、こだわりなんてわからないですよ。こだわる部分はいっぱいあるけどそれは表面的なものではないし。でもあえて言えば、とっさに口から出てしまった「普通の石けん」かもしれません。”手作り石けん”ということに注目されずに、普通に使える石けん。

前にもどこかで書いたように思いますが、昔英語の先生に「『英語が上手ですね』と褒められたらそれはまだまだ英語力が足りないということだと思いなさい。」と言われたのです。普通に会話ができるなら、わざわざ「言葉が上手ですね」なんて語学力についての話題が出ることもありません。石けんもそれと同じように、上手と言われる石けんよりは、当たり前に使ってもらって特に感想も残らないような普通の石けん、というのが私の理想です。でもそれはいい加減に作るとか、個性のないつまらないものとか、そういうわけではないんです。うまく伝わるかわかりませんが。

でもこだわりは?と聞かれて「普通の石けんです!」とは言いづらいです。初対面なのにふざけてるみたいに聞こえてしまう。普通にさらっと答えられたらよかったんですけど、これは今後の課題です。みなさんもとっさに聞かれて答えられなかったことってありますか?