はちみつ採取のデモンストレーションの続き。
ちょっと時間がたってしまったけれど、おもしろい会話のやりとりを聞いたので。
「ハチはなぜ、人間の作った木箱の巣に集まるのですか?」
見学者のひとりから養蜂場のおじさんに質問がありました。
「ハニカムのシートを木枠にはさんであるからだよ。」とおじさん。
「それはなにかの化学物質によってハチが引きつけられるということですか?」と同じ見学者。
「彼らはハチだからだよ。自分のにおいだからわかるんだ。」とハチおじさん。
すると別の見学者が「つまり遺伝子に組み込まれている、ということですね。」と言いました。
ハチおじさんは答えました。"That's what WE say. They know because they are bees!"
それは我々(人間)がつけた説明に過ぎない。ハチはハチだから自分の巣を知ってるんだ。
ハチおじさんの答えに、二人の見学者は少し当惑したような顔をしていました。
人間はやれ化学だやれ遺伝子だと説明をつけたがるし、説明をつけて知った気になっている。
だけどそれは知った気になっているだけで、本当に知っている(know)のはハチだけ。
ハチおじさんはそう言っているようにも聞こえました。
このおじさんはすごいなあ。かっこいいなあ。私は感動しました。
That's what WE say. 機会があったら使ってみようと思います〜(笑)
ところで・・1匹のハチが一生に集める蜂蜜は小さじ1/2だそうです。
紅茶に蜂蜜を一杯入れたら、ハチ2匹の一生がそこにあるんです。
大切に大切に使わないといけないですね。