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Sunday, December 21, 2014

12月のお酒になる植物の石けん講座 フォローアップ

12月9日と21日のアンデリーズ主催の石けん講座にご参加のみなさま、ありがとうございました!お酒とお酒になる植物をテーマにした第3回目、酒粕と生姜の石けんを作りました。酒粕は使い心地もよく季節感もあり、冬の時期におすすめのオプション素材ですが、混ぜ込むのが難しいと思われている素材でもあるようです。酒粕を入れることで生地が過剰に反応しやすいため、急にぼてっとする、熱が上がりすぎる、きれいに混ぜ込む時間がない、などの問題が出てきます。講座では、まずはゴムベラで攪拌する、軽いトレース(またはトレースの手前)で酒粕を入れる、ブレンダーできれいに酒粕を混ぜ込むという方法で作りました。どのグループもとってもおいしそうな生地を型入れしたので、できあがりが楽しみです。

酒粕のように反応が早い素材は、ある程度生地の反応が進んでいるところに入れると劇早トレースになってしまいます。逆に反応があまり進んでなければ影響も少ないため、オイルとアルカリを混ぜ始めたときはゆっくり混ぜてゆっくり反応させるのがおすすめです。ゴムベラで、あるいは泡立て器でもゆっくりと混ぜておけば、途中で酒粕を入れても大きな変化はありません。トレースが早くなるフレグランスオイルや精油でも同じ方法で作ることができますので、よかったらお試しくださいね。

もうひとつ。アルミ缶を使った抜き型を紹介しました。


抜き型はいろんな種類が売られていますが、自分の石けんのサイズにぴったり合うものってなかなか無いんですよね。自分で作れば、抜き型の大きさや深さも思う通りに調整できます。作り方はアルミ缶の胴の部分をハサミでカットして(写真上)、好みの深さにカットしたら、あとは好きな形に曲げるだけです。私は不器用なので富士山だけでいっぱいいっぱいでしたが、いろいろ作ってみたい方は「アルミ缶 クッキー型」で検索すると作り方やデザインがたくさん出てきます。普通のクッキー型に比べ薄いのできれいに楽に形を抜くことができますよ。お子さんが使う場合は、押す方の部分をマスキングテープでカバーして保護した方がいいかもしれません。
フレームがかわると石けんの印象ががらりと変わります。スワールなどのデザイン石けんも、型抜きをするとまるで違う石けんになります。失敗と思った模様でも型抜きひとつですごーくかわいく見えますから、こちらもぜひ試してみてください。