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Sunday, December 14, 2014

生姜パウダー

12月9日(火)のアンデリーズの石けん講座にご参加くださいましたみなさま、どうもありがとうございまいた!酒粕と生姜パウダーを使った石けんを作り、精油を入れずに素材の香りを楽しむという予定でしたが、生姜パウダーが使う予定だったものと違うものになってしまい、本当にすみませんでした。石けんをお渡しする前に、使用したパウダーが何だったかお伝えできるように、作成中の様子を思い出しながら調べてみました。

本来、生姜を粉末したものは、きめが細かくダマになりやすいため石けん生地などで溶いておきますが、そのときにお味噌のような茶色になります。講座で使用したものは、顆粒状で生地と合わせたときにオレンジ色になり、ひとつのかたまりになってしまいました。生地と反応したときの色や、時間とともに小さくなってきたこと、しっかりトレースを出したにもかかわらず、型入れ後に生地が緩くなったことなどを考えると、糖分が含まれていたのだと思います。塊は生地に混ざることなく、くっついたままになってしまいましたが、これはデンプンの反応のような気がしました。材料ラベルのない状態だったので推測になりますが、作成中の様子をもとに商品の検索をしたところ、使用した生姜パウダーは糖やでんぷんに生姜の粉末や香りをつけた加工食品だったように思います。香りが残らないのが残念ですが、混ざりきらなかった塊に刺激がある可能性は低いと思います。気になる方は念のため、とりのぞいてくださいね。

生姜パウダーにかかわらず、石けんに使うもので、素材そのものと勘違いしやすい加工食品は他にもあります。例えば、ココア。商品名にココアとついていても、実際には脱脂粉乳や糖が含まれているものがあります。こちらは色付けに使ってもあまり色がつきません。またヨーグルトも生乳だけでなく、糖類や増粘剤、安定剤、酸味料、香料などが含まれている商品が多くあります。入っていたら使えないというわけではありませんが、ヨーグルトらしさは若干減ると思います。

純粋な素材なのか、加工品なのかを見分けるいちばんの方法はラベルを読むことです。純粋なものは、生姜パウダーなら「原材料名 生姜」と書かれていますし、ココアなら「原材料名 ココアパウダー」と書かれており、他の材料は書かれていません。また商品名を見てもある程度、加工品かどうかを見分けることができます。加工するのは、食べやすく、飲みやすく、使いやすく、保存しやすくなどなど、何かの目的があってするので、それが商品名やパッケージの中にキャッチコピーとして入っていることが多いです。

私のおすすめのVOXのオーガニックジンジャーパウダーは、火曜日のクラスのみなさんにアンデリーズよりお渡しする予定になっています。よかったらご自宅でも講座での手順を思い出しながら、酒粕と生姜の石けんを作ってみてくださいね。おまけのテーマのクッキー型のことは、12月21日の日曜クラスが終わったあとにまとめてアップします。