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Monday, January 24, 2011

アイスローズの石けん

最近、お花の石けんをいくつか作っています。今日、型出ししたのはバラの石けん。アイスローズという名前です。ピンクのクレイで薄く色をつけて、バラのフレグランスオイルを加えた、いたってシンプルなものですが、これに落ち着くのに試行錯誤がありました。

花の石けんの中でも特に、バラのような華やかなイメージの物は私の苦手とするところです。私はバラのような人間ではないし、バラの似合う暮らしもしていないし。そんな中から気取ってバラなんて無理なわけです。自分の中にないものは、無理に出そうと思っても出るものではありません。格好つけて自分らしさのないものを作るくらいなら、へたくそでも正直なものを作りたい。でもバラの石けんは作りたい(というか作らないといけない)。だったらどんなバラならいいのか、考えてみました。

バラがもし私の目の前にいたら何と言うでしょう。きっと「あなたがいなくても大丈夫。だって私はバラだから。」と言うような気がします(しゃべれないけど)。ああ、バラってそうかもね。ものすごく甘く魅惑的に誘いをかける相手もいれば、刺をむける相手もいる。好き嫌いがはっきりしていて、相手によって優しくも冷たくもなる。だったら私は冷たいバラを作りましょう、というわけでできあがったのが、このアイスローズの石けん。氷の冷たさを持つバラはこんなのかなーと思って作ってみました。できあがったのはシャービックに限りなく近いけれど。