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Sunday, July 12, 2009

ホイップソープ(3)

おはようございます。
早朝につき、猫たお睡眠中。
ガイド抜きでホイップソープです。
小幡家みんな寝ています。
ブログを書くなら今しかない!
と、こっそり起きて焦ってブログ中。

今回は香りづけと色づけです。

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ホイップソープの香りづけ

 香り付けに使う香料は、ホイップソープの場合は少なめでよいと言われています。これは熱による香料のダメージ/揮発が少ないためではないかと思います。「少なめ」ってどれくらい?と疑問に思われるでしょうが、香りは濃さは個人の好みの出るところ。自分の鼻を頼りに香りを加減するのがいちばんです。

 香りや色のオプションというのは、ホイップソープ/コールドプロセスなどの作り方に限らず、レシピの分量より少量から入れ始め、足りなければ足すという方法で自分の好みの分量を見つけることができます。

 例えば、レシピに「香料小さじ2」と書いてあるなら、その4分の1の量をまず入れて混ぜてみます。生地の香りをかいでみて、弱いと感じたら、4分の1を足し再び撹拌。もう一度、生地の香りを再チェックして足りなければまた4分の1を混ぜ込みます。こうして少量づつ足しながら、自分の鼻で「これくらいならいいかな」と思うところでやめます。乾燥期間に香料が揮発することを考慮に入れると、自分の好みよりやや強いかな、というところでやめると、使う頃にはちょうどいい香りになっていると思います。(ちなみに私は、乾燥&熟成期間が2ヶ月以上と長めなので、ホイップソープもコールドプロセスと同じ分量で入れています。)

 香りを嗅いで足す、足しては嗅ぐ、という作業を繰り返していると、途中で鼻が利かなくなってしまうことがあります。その場合は、窓の外の空気を吸ったり、別の部屋にちょっと行ったりして、違う空気を吸うと鼻がリセットされますよ。アメリカでは「コーヒー豆のにおいを嗅ぐとよい」と言われています。


ホイップソープの色づけ

 ホイップソープは特に油脂に濃い色がない限り、真っ白な生地ができあがります。ベースがマットな白なので、色をつけるとパステルっぽい色になります。

 写真の生地は1バッチ(500g)を3つに分け、3色にしてシリコン型に入れたところ。一番上は色づけをしていない白い生地。2番めは生地3分の1にピンククレイ小さじ1を加えたもの。3番めは生地3分の1にココア(粉末)小さじ1を加えたもの。

 ホイップソープの白は非常に強いので、ウルトラマリン、スパイス類など材料によっては色づきが悪いものもあります。濃い色を出そうと思ったら、コールドプロセスの生地より色素材は多く必要になります。

 乾燥&熟成期間を長く取ると、色素材によっては褪色・変色するものもあります。褪色や酸化を防ぐために、熟成中は光り(自然光&電気)に当たらないように気をつけましょう。