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Friday, June 08, 2007

「1日5回笑う」

6月2日土曜日付けの朝日新聞(国際版)3ページに掲載されていた「ドキュメント医療危機(40)」におもしろい記事が出てました。見出しは『「1日5回笑う」患者に効果』。この記事によると、笑いは病気の治癒や改善に非常に役立つというもの。笑うと言っても無理に笑うのではなく、安心感や支えなど笑える環境作りも重要だと書いてありました。実際に「1日5回笑い、1日5回感動する」という「処方箋」を実行した末期がん患者のがんが消えた、というケースもあるそうです。病気が完治するかどうかは個人差もあるので、笑えば必ず治るというわけではないと思いますが、この処方箋は病を抱える人たちだけでなく、そうでない人たちにもよい効果がありそうですね。

理想の生活って何だろうって考えることがあります。庭付きのマイホームに憧れの大きなキッチン。こだわりの器に庭で育てた新鮮な野菜で作った料理。離れには工房を建て、これまた庭で育てたハーブを使って石けん作り。コドモは立派に成長し、病気知らずの長生きで、孫にかこまれ幸せな日々。しかも銀行には老後の蓄えがたっぷり。なーんてボロアパートで麦茶飲みながら立て膝してタイプしてると赤面しそうですが。たまにはそんな夢を描くこともあります。でもそれはほんわりした憧れであり、理想の生活とはちょっと違います。家も物も健康もあるにこしたことはないけれど、あればそれでいいというものでもないし、それが全てではないんですよね。でも「1日5回笑い、1日5回感動する」という処方箋を見たときに、これが理想の生活かもってピンときました。これを実行できたら、どこに住んでも何をしていても、毎日を心の底から楽しく暮らせるからです。

そう言えば、コドモは毎日よく笑いよく感動しています。1日5回と言わず、何十回も。毎日一緒になって笑ったり、感動したりできる機会がある私は、憧れとはほど遠い暮らしではあるものの、理想にはなかなか近い生活をしているのかもしれません。