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Monday, May 28, 2012

マクロビオティックWebと自然化粧品のレシピ

少し前のこと。ぼんやりネットサーフィンをしていたら、マクロビオティックWebというサイトを見つけました。こんなサイトができたんだ!とうれしくなって見ていたら、ピックアップというコーナーに自分の名前を発見!あれれ?と思ってクリックすると、月刊マクロビオティックの連載の過去記事が出ていました〜。そう言えば、以前に掲載許可の依頼が来ていましたっけ。ぼんやりしていたときに、自分がぼんやりしていたことに気付きました。

マクロビオティックWeb
http://macrobioticweb.com/


自然化粧品の「レシピ」というと何か特別な感じがしますが、私が作る自然化粧品や手作りコスメのレシピは、実際にところ「レシピ」と呼ばれるほどすごいものではなく、あくまでも素材の使い方と素材の組み合わせ方だけなんです。だから難しいことは何もなくて、シンプルな分だけ可能性はいくらでも広がります。たまたま選んだ素材の使い方や素材同士の組み合わせ方に名前をつけたら「レシピ」と呼ばれますが、それは金太郎飴の断面図みたいなもので、ちょっとづつ変化しながら無限に広がる可能性の一面でしかありません。化学名のついた難しい素材を使って綿密にパーセンテージを決めて配合することもできるのでしょうが、キッチンの道具で個人が消費する分量を正確に計量するのは難しいし、せっかくの手作りだったら身近な素材で手軽に作り、楽しく気持ちよく使えるのがいいですね。

そんなわけで、自分で使うスキンケアアイテムもすべて手作り・・ではなく、ただ置いてある素材を適当に使っています。今ならネロリのハイドロソル、椿油、ガスールクレイが手元にありますから、それらを単体で使ったり、混ぜて使ってみたり、塗ってみたり、マッサージしてみたり。すごく適当で自由です。でもそうやって使っている中から、ああ、こういう使い方はいいなあとか、この組み合わせはいいなあとか、いろいろ発見があるんですね。特にそのまま単体で使える素材というのは、他素材との組み合わせの割合が0〜100%まで幅がありますから、何%しか使えないという素材よりもおもしろいです。ハイドロソルにガスールクレイを微量入れた化粧水と、ガスールクレイにハイドロソルを加えてペースト状にしたものと、ガスールクレイにハイドロソルを吹きかけて香りづけしたものでは、同じ組み合わせでも随分違うものができます。でもこれは私にとってはひとつの組み合わせです。そしてその中にある可能性の中の3例となります。でも、これを「レシピ」で考えると、3つの独立したレシピになるんですよね。3つのレシピをゼロから考えようと思うと結構大変ですが、組み合わせをひとつ知っているだけで、何パターンもレシピになる可能性が生まれてきます。