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Friday, January 05, 2001

Cold Process コールドプロセス

コールドプロセス

手作り石けんでいちばん基本的な作り方はコールドプロセス。これは油とアルカリをはかって混ぜるだけのシンプルな作り方です。シンプルだけど石けんになるプロセスはとても複雑。材料や温度などが違えばできあがりの石けんも変わります。作れば作るほど奥深さを実感してしまいますよ。

はじめる前に
・ゆっくりと石けんが作れる時間(約2~3時間)をみつける。
道具の確認。
・レシピを見て材料確認。オプションの材料があれば準備しておく。
苛性ソーダの取り扱い注意を読む。
・エプロンを付ける。ゴム手袋も用意。
・石けんを作る場所を新聞紙で覆う。 
作り方
1 プラスチックボトルに水を入れる。はかりで重さを正確にはかる。
2 ゴム手袋をし、ガラス瓶に苛性ソーダを入れる。はかりで重さを正確に計る。
3 苛性ソーダを水にゆっくり加える。
4 計量スプーンなどを使い、ゆっくり混ぜる。
このとき蒸気が出るので換気をよくすること。
5 苛性ソーダが溶けたら蓋をする。
容器が熱くなっているので素手で持たないこと。
6 水の入ったボウルに5を入れ冷ます。
ビーカーなどガラス容器を使っている場合は、水に入れない方がいいでしょう。ガラスは温度差が激しいと割れることがあります。
7 オイルをはかる。計量カップでオイルを1種類づつはかり、鍋に移す。
8 鍋を極弱火にかけ、暖める。オイルがすべて溶け、温度が45度くらいになったら火からおろす。
9 苛性ソーダ水の温度もチェック。45度くらいに下がったらボウルから取り出す。
10 苛性ソーダ水をオイルに加え、泡立て器で混ぜる。
レシピにもよりますが、最初の10~20分は休まずにかき混ぜて。そのあとは休み休みでOK。
11 石けん生地がだんだん重たくなり、トレースが出たらオプション材料を加える。
泡立て器から垂れる石けん生地で鍋の表面にうっすらと線が描ける状態をトレースと言います。トレースは型入れのタイミングを知る目安。トレースが出る時間はレシピや温度、撹拌スピードなどによりかなり違いますが、ベーシック石けんのレシピなら約40分~1時間を目安にしてください。トレースが出ないときは、FAQへ。
12 オプション材料をまんべんなく混ぜたら、石けん生地を型に流し込む。 
13 型を毛布やタオルで包み、24時間寝かせる。
14 使った道具の後片付けをする。苛性ソーダの触れたガラスの空き瓶とプラスチック容器は水でよくすすぐ。石けん生地がついた鍋や泡立て器は、そのまま数日置いて、生地が石けんになったところでお湯洗いするとピカピカに。すぐに片付けたいときは、作り終わったあとに、石けん生地を新聞やペーパータオルなどでよく拭ってから洗う。石けん生地がついた紙は燃えるゴミへ。
後片付けをするときもゴム手袋を忘れずに!配管づまりの原因になるので、石けん生地は絶対に流さないで下さい。
15 24時間後、石けんを型から出しナイフで適当な大きさに切る。
型からどうしても出ない、というときはFAQへ。
16 一ヵ月、光の当たらない場所で乾燥させる。