昔の暮らしを綴った
桑井いねさんの「おばあさんの知恵袋」(文化出版局)を見ていたら、ベルツ水のレシピが出ていました。ベルツ水は「肌のがさがさをアルカリで溶かしてつるつるにするものでございます」(P242)と書かれてあり、薬局で売られている
グリセリンカリ液の手作りバージョンのようです。いねさんのベルツ水のレシピを見ると、水1カップにアルコールとグリセリンを半カップづつ、そこに苛性カリを1g加えるとあります。どれも家にあるものばかりなので、レシピを参考にちょっとアレンジしたベルツ水を作ってみました。
よもぎのベルツ水
精製水 200ml
よもぎのチンキ 100ml
グリセリン 100ml
苛性カリ 1g
手に塗ってみたところ、とてもしっとりしました。「アルカリで溶かしてつるつるに」のくだりにドキドキして使うのに勇気が入りましたが、塗ってみるといい感じでした。グリセリンたっぷりなので、これからの季節にはちょっとベタつくかな。冬の乾燥時期に、手やかかとのガサガサによさそうです。